日立製作所(日立)と日立プラントサービスは8月1日、大阪府と民間企業21社で設立した未来医療推進機構が運営する未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross」内に、医薬・再生医療のバリューチェーン全体にわたる課題を解決する日立グループの最新テクノロジーを体験できるショールームを開設したことを発表した。
同ショールームは、細胞製造のバリューチェーンと情報連携する次世代型のCPF4 ソリューションをはじめとする、日立グループの最新テクノロジーを体験できる「Hitachi Advanced Technologyエリア」と、知識を深め、協創を促進する「協創コミュニケーションエリア」で構成される。
Hitachi Advanced Technologyエリアでは、細胞製造シミュレーションによるプロセス開発支援サービスや、再生医療製品のバリューチェーン統合管理プラットフォーム「HVCT RM」、医薬向け製造・品質管理システム「HITPHAMS」、日立プラントサービスの衛生管理と品質管理を支援するCCS支援サービス、医薬プラント向け設備保全アプリケーションVRを用いた医薬・再生医療施設設計補助ツール、日立ハイテクの細胞自動培養装置「iACE2」、日立産機システムの再生医療用キャビネットといったプロダクト・OT ソリューションを多数展示している。
協創コミュニケーションエリアでは、VR体験やセミナーやイベントによる情報収集、さまざまなコミュニケーションを通してアイデアの創出を実現できるとしている。ショールームの所在地は、大阪市北区中之島の未来医療 R&Dセンター7F(アクセス:京阪中之島線「中之島」「渡邊橋」 徒歩約5分)。開館時間は、平日9:00〜17:00(要予約)。