lead=インターネットイニシアティブ（IIJ）は7月31日、企業におけるID・組織情報を時系列で管理できるクラウド型IDガバナンス管理サービス「IIJ IDガバナンス管理サービス」を提供開始した。価格は1ユーザにつき月額300円（税別）から。

  • 「IIJ IDガバナンス管理サービス」イメージ

    「IIJ IDガバナンス管理サービス」イメージ

新サービスは、社内システムやSaaSへのログインに使用されるアカウント情報のID管理機能だけでなく、入退社や異動、組織改編などの人事イベントに対応した組織マスタ管理や権限管理が可能で、さらにこれらの情報を時系列で管理できる。これにより、ID管理の効率化、コスト削減、セキュリティの強化、組織内で使用されるIDと権限情報の一元管理が可能となる。

また、時系列管理機能により、ユーザの入社から退社までのIDのライフサイクルに応じて変化する情報を連続的に管理することが可能。管理者はWeb UI上で過去、現在、未来の任意の時点の情報を確認および調査できる。

さらに、従来のID管理サービスにはなかったカレンダー機能を備え、任意の過去日、現在、未来日に移動して、その時点でのIDや組織マスタ情報を確認することが可能。これにより、インシデントが発生した場合には、過去の断片的な情報ではなく、連続性と整合性を保ちながらその時点前後のIDや権限情報を確認でき、調査の効率化が図れるとしている。また、組織の大規模改編などを予定している未来の時点において、データが正しくIDや組織マスタ情報に反映されるかをシミュレートするといった使い方もできる。