アドビは7月23日(米国時間)、Adobe IllustratorとAdobe Photoshopの最新バージョンにおいて、創造的な作業をスピードアップし迅速にビジョンを形にするための新機能を発表した。

Adobe Illustratorの最新バージョン

Adobe Illustratorでは、デザイナーやイラストレーターがブランドグラフィックやロゴ、アイコン、製品パッケージ、マーケティングアセットなどの制作において、より簡単かつ迅速にビジョンを具現化する新しい方法が追加される。

また、β版として直接テキストプロンプトを入力することで、既存のシェイプに詳細なベクター図案を素早く追加できる新機能「生成塗りつぶし(シェイプ)」、最新の画像生成AIモデル「Firefly Vector Model」を搭載。

さらに、同じくβ版の「モックアップ」と「パターン生成」に加え、「寸法ツール」、「コンテキストタスクバー」、「Retype」、強化された「選択ツール」、「スタイル参照」なども強化される。

β版である最新のAdobe Firefly Vector モデルを搭載した生成塗りつぶし(シェイプ)、パターン生成、スタイル参照はAdobe Illustratorのβ機能として7月23日より利用可能なほか、モックアップ、寸法ツール、Retype、強化されたパンとズーム、コンテキストタスクバーなどの機能は、Adobe Illustrator アプリで同日より利用が可能になっている。

Adobe Photoshopの最新バージョン

一方、Adobe Photoshopでは、デザインコンセプトから複数のバリエーションを派生させながら、効率的に差別化されたカラーやスタイルを持つ複雑なカスタム成果物を作成するための新しい方法が追加される。

また、「選択ブラシツール」、「調整ブラシツール」、「テキスト」、「コンテキストタスクバー」の機能拡張により、制作ワークフローの基礎部分を加速し反復作業を合理化する機能を搭載。さらに、Adobe Firefly Image 3を搭載した「画像を生成」や「調整ブラシツール」の一般提供を開始する。

選択ブラシツール、調整ブラシツール、画像の生成などの機能はすべてAdobe Photoshop デスクトップアプリとWeb版アプリで利用できる。