NTTデータは7月23日、法人向けインターネットバンキング「AnserBizSOL」において、長期間の入出金明細を参照可能な「デジタル法人通帳」を提供開始したと発表した。
ファーストユーザーとして、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、静岡銀行が利用を開始した。
「AnserBizSOL」の概要
「AnserBizSOL」は、残高照会や振込等をインターネットを通じてブラウザとメールソフトにより実現するサービス。
残高照会、取引照会、振込振替等のリアルタイム系サービス、総合振込、給与振込、地方税納付等のデータ伝送系サービス、決済連動系サービスをはじめとした新たな付加価値サービスなど、各種バンキングサービスをシングルサインオンで実現する。
「デジタル法人通帳」の概要
デジタル法人通帳は、最長10年間の取引明細をインターネットバンキングの画面で照会ができ、PDF、CSV形式によるダウンロードも可能。紙通帳の余白にメモをするイメージで明細ごとにメモも行え、利用企業では、経理業務にかかる作業時間とそれに伴うコストの削減が見込めるという(1企業1カ月あたり1,700円程度削減の見込み)。
金融機関においては、同サービスおよび現在検討中の法人対面認証サービス等の導入を機に紙通帳からの切り替えを進めた場合、印紙税(紙通帳を廃止した場合、3万口座で年間600万円の削減)や通帳発行・記帳にかかる事務コストの削減が期待できる。