Googleはこのたび、公式ブログ「Google Workspace Updates: Import and export Markdown in Google Docs」で、Google ドキュメントにおいてMarkdown形式による相互運用性を強化するアップデートについてアナウンスした。最新のアップデートでは、Morkdows形式のファイルをインポートおよびエクスポートできるほか、DocsのコンテンツをMarkdownとしてコピーしたり、MarkdownをDocsコンテンツとして貼り付けたりできるようになる。

  • Google Workspace Updates: Import and export Markdown in Google Docs

    Google Workspace Updates: Import and export Markdown in Google Docs

7月16日より段階的に利用可能に

Google ドキュメントでは2022年よりMarkdown形式のサポートが行われており、ドキュメント内でMarkdown形式の記述を行うと、それを検出して自動的にDocsコンテンツに変換する機能が備わっていた。この機能はデフォルトでは無効化されているが、[ツール] > [設定] メニューで「Markdown を自動検出する」の設定にチェックを入れれば有効化できる。

最新のアップデートではMarkdowsサポート機能がさらに強化され、次のことが可能になる。

  • Markdown形式のファイルをDocsドキュメントとしてインポートする
  • DocsドキュメントをMarkdown形式にエクスポートする
  • DocsコンテンツをMarkdownとしてコピーする
  • Markdowsを貼り付けて、Docsコンテンツに変換する

インポートとエクスポートはデフォルトで有効になっており、それぞれ [ファイル] > [開く]、および [ファイル] > [ダウンロード] メニューから行うことができる。コピーと貼り付けはデフォルトでは無効化されているため、使用するには [ツール] > [設定] > [Markdown を有効にする] で有効化する必要がある。

Markdownは多くのユーザーにとって簡易的なドキュメントをまとめる際のデファクトスタンダードになっている。今回のアップデートはGoogle ドキュメントとMarkdownエディターとの相互運用性を高めるものであり、待ち望んでいたユーザーも多いだろう。

これらの機能は、すべてのGoogle Workspaceの顧客、Workspace Individualの登録者、および個人のGoogleアカウントを持つユーザーに向けて、2024年7月16日より段階的に展開されている。すべてのユーザーが利用できるようになるまでに最大で15日間かかる可能性があるという。