JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC: Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center)はこのほど、「JVNVU#99133886: Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート」において、Apache HTTP Serverに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、コードの漏洩や攻撃者にNTLMハッシュを窃取される可能性がある。
脆弱性に関する情報
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性の情報(CVE)は次のとおり。
- CVE-2024-40725 - ソースコード開示の脆弱性。不十分なCVE-2024-39884の修正により、ローカルコンテンツのソースコードを漏洩する可能性がある
- CVE-2024-40898 - サーバーサイドリクエストフォージェリー(SSRF: Server-Side Request Forgery)の脆弱性。WindowsのApache HTTP Serverにおいて、攻撃者の悪意のあるリクエストを通じてNTLMハッシュを窃取される可能性がある
脆弱性が存在する製品
脆弱性が存在する製品およびバージョンは次のとおり。
- Apache HTTP Server 2.4.0から2.4.61までのバージョン
脆弱性が修正された製品
脆弱性が修正された製品およびバージョンは次のとおり。
- Apache HTTP Server 2.4.62
Apache HTTP Serverのセキュリティアップデートは今月に入り3度目となる(参考:「Apache HTTP Server 2.4、重要な脆弱性修正 - アップデートを | TECH+(テックプラス)」)。JPCERTコーディネーションセンターは開発者の提供する情報にもとづいてアップデートを適用することを推奨している。