Hondaは7月19日、ロボット芝刈機/草刈機「Miimo(ミーモ)」シリーズの改良モデルである「Miimo HRM2500 Live」と「Grass Miimo(グラスミーモ)HRM4000 Live」を発売した。
ミーモは、作業エリアを識別するための信号を発信する「エリアワイヤー」であらかじめ指定した範囲の芝刈/草刈作業を、設定したプログラムによって自動で行う電動ロボット芝刈機/草刈機。2017年に初代モデルである「Miimo HRM520」が発売されて以降、これまで公園などの公共施設や幼稚園、学校に加え、企業でも導入されてきたという。最新モデルとなるMiimo HRM2500 LiveとGrass Miimo HRM4000 Liveは、従来モデルであるロボット芝刈機「Miimo HRM520」とロボット草刈機「Grass Miimo HRM3000」の性能と操作性を向上させた改良モデルという位置づけ。従来モデルで高い評価を得ていた刈取性能や走破性はそのままに、エリアワイヤーを識別する信号を1種類から4種類に増やしたほか、隣接する複数の作業エリアを識別できるようにするなどの利便性を向上。これにより、これまで2台以上のミーモ/グラスミーモを同時に使用する際に発生していた刈り残しが発生しなくなり、より広範囲の芝刈り・草刈りを手間なく行えるようになるという。
また、従来はグラスミーモのみに採用していた遠隔操作・監視機能を、新たにミーモにも標準搭載。専用アプリ「Mii-monitor(ミーモニター)」をスマートフォンやタブレット端末などにインストールすることで、ミーモやグラスミーモ本体と通信することができるようになり、リアルタイムで作業状況の確認や作業指示のほか、設定の変更なども行うことができるようになると同社では説明している。
さらに、芝の養生などを目的として侵入頻度を下げる場所を設定する「スマートアイランドゾーン設定」や、天気データと連動して作業スケジュールを自動変更する「スマートタイマー設定」といった新機能も搭載することで利便性の向上も図ったとしている。
なお、筐体のデザインについては、「愛着、安心、信頼」をコンセプトとして刷新したとしており、“なでたくなる曲線美”をテーマとした丸みのあるシンプルなフォルムを、タフさを表現したデュラブルグレーの全方位衝撃検知の全周バンパーで囲むことで、安心して仕事を任せたくなるようなデザインとなっていると同社では説明している。
メーカー希望小売価格はMiimo HRM2500 Liveが56万8150円、Grass Miimo HRM4000 Liveが67万8700円だという。