Microsoftは2024年6月4日にWindows 11用の「Microsoft フォト」アプリをアップデートしたが、このアップデートを適用した一部のユーザーから、アプリケーションが起動できなくなる問題が報告されていた。同社はこのたび、同アプリの最新版をリリースした上で、サポートページ上でこの問題が解決されたことをアナウンスした。

2024年7月17日にMicrosoft Storeにリリースされたフォトアプリのバージョン2024.11070.15005.0をインストールすることで、起動に関する問題は発生しなくなるという。

  • Microsoft フォト アプリ

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Microsoft フォトが起動しない問題とは

Microsoftによれば、2024年6月4日以降にMicrosoft Storeから「Microsoft フォト」をバージョン2024.11050.29009.0以降にアップデートした場合、アプリを起動する際に回転する円が表示され、その後消えるという現象が発生する可能性があるという。デバイスにプロセスモニタリングツールのProcmonがインストールされていたら、このエラーはアクセス拒否エラー('Exit Status: -2147024891')として識別されるとのこと。

さらに、この問題は「BlockNonAdminUserInstall」ポリシーをインストールしている場合に発生する可能性が最も高くなることも判明している。BlockNonAdminUserInstallは、管理者以外のユーザーがパッケージ化されたWindowsアプリをインストールできないようにするポリシーである。

Windows 11 23H2およびWindows 11 22H2がこの問題の影響を受けるとのことだが、一般家庭ではBlockNonAdminUserInstallポリシーを使っている可能性が低いことから、影響を受ける心配はほぼないとみなされている。

バージョン2024.11070.15005.0で修正

この問題は、2024年7月17日にリリースされたバージョン2024.11070.15005.0以降で修正されたとのこと。アップデートは今後数週間以内に自動的に行われるため、特にユーザーや管理者が操作をしなくても、そのまま待っていれば問題は解消されるようだ。

すぐに問題を解消したい場合には、Microsoft Storeで「更新プログラムの取得」オプションを選択すれば、最新バージョンにアップデートできる。