米Teradata(以下、テラデータ)は7月16日(現地時間)、DataRobot AI PlatformとTeradata VantageCloudの分析機能ClearScape Analyticsの統合について発表した。これにより、企業のAIプラットフォームの選択肢の幅を広げつつ、安全で効果的なAIモデルの構築と拡張を支援する。
今回の統合では、DataRobot AI Platformで開発したモデルをクラウドデータ分析基盤Teradata VantageCloudにインポートするもので、そのモデルの大規模な運用が可能となる。DataRobotのAIモデルのインポートは、ClearScape AnalyticsのBYOM(Bring Your Own Model)機能を利用。企業はより多くのユーザーがAI活用を大規模に実行できるようになり、データに基づくビジネス成果が期待できるという。
DataRobotのAIモデルをTeradata VantageCloudにインポート
Teradata VantageCloudの分析機能ClearScape Analyticsに搭載されたBYOM機能により、DataRobotで開発したモデルをTeradata VantageCloudへインポート可能だ。これにより、データサイエンティストは使い慣れたツールを使いながら、DataRobotで開発したAIモデルを本番運用に移行できる。
Teradata VantageCloud上でDataRobotのAIモデルを運用
Teradata VantageCloudにインポートされたAIモデルは、Teradata VantageCloudの超並列処理により、コストパフォーマンスを高めながら大規模な運用が可能になるという。このため、DataRobotで開発した説明責任、セキュリティ、信頼性を備えたAIモデルを大規模かつコストを抑えて展開できるとのことだ。AWS、Azure、Google Cloud、オンプレミスなどの環境にインポートして実行できる。
Teradata VantageCloud上でDataRobotの追加ライセンス費用なくAIモデルを拡張
Teradata VantageCloud にDataRobotのAIモデルをインポートして実行する場合、DataRobotの追加のライセンス費用は不要。インポートしたモデルはClearScape Analytics のモデルスコアリング関数を使用した大規模な推論に対応する。