T&D保険グループの太陽生命保険(以下、太陽生命)とNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)、およびネオスは7月16日、AI(Artificial Intelligence:人工知能)機能を搭載した次世代型の営業端末「T-AI-Face(ティーアイフェイス)」を開発したことを発表した。
太陽生命は2018年に、顧客の要望にその場で対応することを目的とする営業端末「太陽生命コンシェルジュ」を開発した。端末に搭載した各種機能によりコミュニケーションを図ることで、利便性向上と顧客サービスの進化を目指したという。
今回、太陽生命コンシェルジュにAI技術を活用し、「T-AI-Face」へとアップグレード。新端末ではAIを活用した最適な保障プランのご案内や、デジタル技術を活用した場所を問わない新たな提案手法を実現するとのことだ。
オンライン面談でも対面同様のコミュニケーション
生命保険への加入方法が多様化する中で、直接の面談が難しい場合でもスマートフォンやPCなどを使って対面と変わらない提案ができるオンライン面談機能を搭載した。専用アプリのダウンロードなどは不要で、提案から申し込みの手続きまで全てオンラインで完結する。
また、最大で5人までの面談が可能で、契約者と被保険者が異なる際の契約や、高齢者の申込手続きで遠方に住む家族がオンラインで同席する際の契約など、幅広い契約形態に対応する。
動画による非対面コミュニケーション
営業職員が作成したプランの内容が、一人一人にパーソナライズされた動画で届く「デジタル提案書」を搭載したことで、場所を選ばず空いた時間で保険を検討できるようになる。それぞれの動画は保障ごとに短時間としており、内容は顧客の選択によって変化するため、必要な情報を的確に届けられるという。
AIを活用した最適な保障プランの提案
T-AI-FaceにはAIを活用して最適なプランを提案する機能が搭載されており、年齢や性別、職業、家族構成などによって最適プランを設計。提案時にはAI分析によって導き出された、関心が高いと思われる画面を表示。さらに、自動音声による案内にも対応する。