Microsoftは7月9日(現地時間)、Windows 11を対象とした最新の更新プログラム「KB5040442」をリリースした。この更新プログラムには、タスクバーに[デスクトップの表示]ボタンが再び表示されるようになったこと、エクスプローラーのコンテキストメニューから7-ZipおよびTARアーカイブが作成できるようになったことなど、改善と既知の問題の修正が含まれている。

詳細は次のリリースノートにまとめられている。

  • 2024 年 7 月 9 日 — KB5040442 (OS ビルド 22621.3880 および 22631.3880) - Microsoft サポート

    2024 年 7 月 9 日 — KB5040442 (OS ビルド 22621.3880 および 22631.3880) - Microsoft サポート

KB5040442における主な新機能

KB5040442は、2024年6月25日にリリースされたプレビューの更新プログラム「KB5039302」における機能強化の一部を含んでいる。KB5040442およびKB5039302で利用可能になった主な新機能としては、以下が挙げられている。

  • [設定]のホームページにGame Passへのレコメンデーションカードが表示されるようになった
  • タスクバーに[デスクトップの表示]ボタンがデフォルトで表示されるようになった
  • エクスプローラーのコンテキストメニューから7-ZipおよびTARアーカイブが作成できるようになった
  • 絵文字 15.1がサポートされた
  • Windows 共有ウィンドウからファイルをコピーできるようになった
  • [スタート] メニューに新しいアカウント マネージャーが追加された
  • エクスプローラーでファイルまたはフォルダーを選択した場合の見た目が分かりやすくなった
  • Copilot アプリがタスクバーにピン留めされてアプリのように動作するようになった
  • タスクバーに再び表示されるようになった[デスクトップの表示]ボタン

    タスクバーに再び表示されるようになった[デスクトップの表示]ボタン

なお、KB5039302にはインストール後にタスクバーが表示や操作ができなくなる既知の問題が報告されていたが、この問題はKB5040442では修正されている。KB5039302はその他に、Windows ProからWindows Enterpriseサブスクリプションにアップグレードできないという問題もあるが、こちらはまだ修正されておらず、今後数週間以内にWindows Updateで解決策をリリースすると発表されている。

KB5040442はWindows Updateによる自動更新の対象となっているため、自動更新を有効にしている場合は操作しなくても自動でアップデートが行われる。