NTT QONOQ(コノキュー)は7月10日、仮想空間プラットフォーム「DOOR」のお手軽プランをアップデートしたことを発表した。販促イベントや商談に使えるルーム新機能、および新規デザインルームは同日より案内を開始する。
ブラウザ版メタバースサービス「DOOR」
DOORはNTT QONOQが提供しているブラウザ版の仮想空間プラットフォームで、2024年2月末時点で累計総アクセス数1100万、累計ユーザー数293万、オリジナル空間制作数は21万ルームを超えるという。専用のアプリが不要でブラウザからアクセス可能であり、個人または法人を問わずに利用できる。
「DOOR」のお手軽プラン
お手軽プランは1からメタバース空間を構築するオーダーメイドプランと比較して、安価で素早く空間の利用を開始できる。目的ごとにデザインされた3D空間と、よく選ばれる有料機能を合わせて選択し利用を開始できる。
また、ルームは利用者自身でコンテンツを設置し更新も行える設定になっており、すぐに専用の空間として実装できる。有料のオプション機能として、分散設定(100人入室)、ローディング画面カスタマイズ、強制アバター、退室時のページ遷移、簡易ルーム分析(月1回)、ルームチャットログ保存が利用可能。
お手軽プランで利用可能なコンテンツを拡充
今回、「メガホン機能」と「簡易相談ルーム」が追加された。メガホン機能は、発話者が特定エリアにいる場合にその発話が広域にいるアバターに聞こえる機能。プレゼンターの声が遠くまで届き、ルーム全体への通知も可能になるため、オンラインでのプレゼンテーションやイベント開催に適しているという。
簡易相談ルームは、特定ルームにおいてルームの中の会話が外に聞こえない機能。個別にコミュニケーションできるようになるため、展示会やセミナーと並行して同じ空間内で商談やディスカッションを開催できるようになった。
この他、ルームデザインが4種類から5種類に拡充された。ルームデザインごとにカラーバリエーションを追加し、目的に雰囲気に応じたルームを選べる。