PCWorldは7月3日(米国時間)、「New Windows 11 Start menu annoyingly hides oft-used actions|PCWorld」において、MicrosoftがWindows 11のスタートメニューを再設計していると報じた。Devチャネルに提供されたWindows 11ビルド 26120.961でユーザーアカウントの表示方法が大幅に変わったことが伝えられている。

  • New Windows 11 Start menu annoyingly hides oft-used actions|PCWorld

    New Windows 11 Start menu annoyingly hides oft-used actions|PCWorld

新しいWindows 11スタートメニュー、便利さと不便さの間で

スタートメニューに新たなアカウントマネージャーが導入されている。この機能を使用するとユーザーはMicrosoft 365、Xbox Game Pass、OneDriveなどの各種Microsoftアカウントに迅速にアクセスできるようになるとされている。Microsoftアカウントの回復方法も明確に提供されているという。

  • 新たなアカウントマネージャー機能が導入されたWindows 11スタートメニュー - 引用:Windows Insider Blog

    新たなアカウントマネージャー機能が導入されたWindows 11スタートメニュー 引用:Windows Insider Blog

Microsoftはスタートメニューの再設計について、新しいデザインによりアカウントの概要が一目でわかり、アカウント設定の管理が容易になると説明している。しかしながら、PCWorldはこの変更に対して顕著な副作用があると指摘。新しいメニューでは以前はすぐに利用できたロックやスリープ、サインアウトのオプションが表示されなくなり、これらのアクションを実行するには追加のステップが必要になると述べている。

具体的には新しいアカウントメニューでは右上にある3つのドットをクリックしてサインアウトやユーザーの切り替えオプションにアクセスする必要があるとされ、ロックオプションに関しては完全に削除されていると説明している。

この変更が最終的に正式版に導入されるかわからないが、今秋リリース予定のメジャーアップデートであるWindows 11 24H2で提供されるのではないかと予想されている。新たなアカウントマネージャーがユーザー受け入れられるか今後の反応が注目される。