情報セキュリティ大手のトレンドマイクロは7月5日、エンドポイントセキュリティのAI PC対応を進めていくことを発表した。第一弾として、コンシューマユーザ向けのウイルス対策セキュリティソフトをARMプロセッサに対応させた。これにより、ARMプロセッサを搭載したWindows PC「Copilot+ PC」をより安全に保護できるという。
日本マイクロソフトが6月18日に国内販売を開始したCopilot+ PCは、AIによる高速な処理を実現するための要件が定義されており、その要件に対応するARMプロセッサを搭載したモデルが各社から発売されている。
今回、ウイルス対策セキュリティソフトがARMプロセッサに対応したことで、リアルタイムスキャンやネット詐欺対策、個人情報保護などさまざまなセキュリティ対策機能がCopilot+ PCでも利用できるようになる。
トレンドマイクロは今後、2024年中にAI PCに向けた新しいセキュリティソリューションの提供を予定しており、Copilot+ PCを含むAI PCを安心して利用できる製品を提供していく方針だ。なお、法人向けエンドポイントセキュリティ製品についても、2024年第3四半期(7月~9月)より順次ARMプロセッサへの対応を予定している。