NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は7月3日、脈拍などのバイタル情報を一定間隔で収集しフィールドワーク従事者の体調見守りをサポートするサービス「みまもりがじゅ丸」において、ひとり作業の見守りを支援する新プランを7月29日に提供開始することを発表した。
新プランでは、リストバンド型のバイタルセンサーからデータを公衆モバイル網経由で取得し、体調変化発生時のメール送信機能や、フィールドワーカーが自ら危険状態を通知するSOS発信機能、転倒を検知する機能などを提供する。
みまもりがじゅ丸のサービス概要
みまもりがじゅ丸は、フィールドワーカーが装着するリストバンド型バイタルセンサーから脈拍や位置情報を取得し、管理者による体調変化の把握を支援する。熱中症などによる事故や過労を防止し、フィールドワーカーの安全と健康を見守り、安心して働ける労務環境をサポート。
高年齢者雇用安定法において65歳までの雇用確保義務に関する経過措置が終了する「2024+1年問題」の課題解決に向け、加速度による転倒検知やSOS発信機能を備えることで、ひとり作業の見守りを実現し、フィールドワーカーの健康管理をリアルタイムに実施できる新プランを提供する。
新プランの主な特長
みまもりがじゅ丸は、ソニーネットワークコミュニケーションズのウェアラブル端末サービス「mSafety(エムセーフティ)」を採用している。脈拍をはじめとする健康データやGPSなどによる位置情報を収集可能。
新プランではフィールドワーカーからのSOS発信機能に対応し、本人が異常を感じた際にボタン一つで管理者に自動音声による電話を発信し、確実にSOSを通知する。また、フィールドワーカーが転倒した状態を異常として検知し、自動的にメールで警報を発報する。
さらに、30秒間隔で脈拍を計測するため、的確にフィールドワーカーの健康状態を把握するとともに、心身に異常が生じた際には早期に対応して事故防止が図れる。管理者はフィールドワーカーのバイタル情報や位置情報をダッシュボード上で一元確認できる。
ウェアラブル端末はSIM一体型のリストバンド型バイタルセンサーのため、スマートフォンなどの通信機器を持ち込みできない環境でも利用可能。バイタル情報や位置情報は、複雑な操作を伴わずに端末を装着するだけで計測開始できるという。