Bleeping Computerは7月2日(米国時間)、「Google Pixel 6 series phones bricked after factory reset」において、Google Pixel 6(Pixel 6、6a、6 Pro)シリーズで初期化設定(工場出荷時設定)後に不具合が発生していると報じた。工場出荷時設定リセットを行うと起動時に「tune2fs」ファイルが見つからないというエラーメッセージが表示され、リカバリー画面に遷移してしまうという現象がGoogle Pixel 6シリーズの複数のユーザーから寄せられていることがわかった。
Google Pixel 6シリーズ、リセット後にトラブル
工場出荷時設定のリセットは通常、デバイスからすべての個人データ、アプリ、設定を消去し、再販やトラブルシューティングの準備として実行される。今回の問題ではリセット後にエラーメッセージが表示され、再度のリセットを促されるという無限ループに陥ってしまうことが報告されている。
問題が発生したユーザーの一部はAndroid 15ベータプログラムに参加していたとのことだが、すべての報告における共通点ではないため、具体的な原因は今のところ不明とされている。
Googleフォーラムのボランティアモデレーターによれば、Googleのエンジニアはこの問題を認識しており、現在調査中であることが伝えられている。ただし、具体的な対処法はまだ示されていないという。また、Googleの修理サービスでマザーボード故障と判断され、保証期間が切れたデバイスに対して高額な修理費用を要求するという事例がソーシャルニュースサイトのRedditで報告されている。
Google Pixel 6シリーズを使用しているユーザーは、この問題が解決されまで工場出荷時設定によるリセットを避けるとともに、別のデバイスに定期的にバックアップを取ることが推奨されている。