フューチャーアーキテクトは7月2日、同社のAI-OCRソリューション「Future EdgeAI」を活用する検品自動化サービス「EdgeAIBatch Inspection」の本格展開を発表した。

「EdgeAIBatch Inspection」は、スマートフォンやハンディーターミナルなど撮影した書類や伝票をエッジ端末内のAIで解析し高精度な読み取りを可能とする「Future EdgeAI」を活用した検品自動化サービス。5月には「Future EdgeAI」でピッキング対象を撮影すると自動で製品を照合し、個数を突合して作業実績を記録させる物流倉庫業務における出荷作業効率化(ニュースリリース)を発表しているが、入庫業務では指定位置にパレットを荷下ろしすると固定したスマートフォンが自動認識し、パレットごと一括で商品の賞味期限や製造年月日などの情報から数量なども読み取り、倉庫管理システム(Warehouse Management System)との連携も可能になるため、目視での確認や入荷ラベルの作成など従来工数の削減を図ることができる。

  • 作業フローの従来との比較(同社資料より)

    作業フローの従来との比較(同社資料より)

サービスは伊藤忠食品と実証実験を重ねてサービス改良を行っており、2024年7月3日より開催される伊藤忠食品夏季展示会「FOOD WAVE 2024 KOBE」にて紹介される予定。