NTT東日本は6月28日、法人向けネットワークサービスとして、「Multi Interconnect」を本格提供すると発表した。

同社は地域循環型社会の実現を目指した「REIWAプロジェクト」を推進しているが、プロジェクトを構成する「REIWAアクセス」において、多様なアクセス回線および各種ネットワークへの接続を可能にする同サービスを本格提供する。

「Multi Interconnect」の概要

「Multi Interconnect」はInterconnected WANとフレッツ光の間のVPN通信を実現する「フレッツ・コネクション」、パブリッククラウドや他社データセンターへの接続を実現する「クラウドインターコネクション」の2つの接続機能を提供する。

これらを組み合わせることで、柔軟で拡張性のあるVPNサービスの構築・利用が可能となる。

フレッツ・コネクション

フレッツ・コネクションでは、フレッツ光間でのVPN通信機能、Interconnected WANとフレッツ光の間でのVPN通信機能を提供する。これにより、ユーザーの拠点特性に応じたアクセス回線の選択(帯域確保型又はベストエフォート型)が可能となる。

クラウドインターコネクション

クラウドインターコネクションは、同社が連携するエクスチェンジサービス事業者を通じて、顧客の拠点からパブリッククラウドや他社データセンターとの間、およびパブリッククラウドや他社データセンター間への閉域接続を提供する。

複数のデータセンターと連携することで、顧客のニーズに適した接続を複数品目から選択することが可能。

  • 「Multi Interconnect」の接続イメージ