ブレインパッドとベルシステム24は6月28日、ブレインパッドが提供するSNS分析ツール「Brandwatch Consumer Reserach」(以下、Brandwach:ブランドウォッチ)」を用いた、UGC(User Generated Content:ユーザーが発信する口コミやレビューなどのコンテンツ)の分析やUGC活用の企画立案、施策の実行、運用までを一気通貫に支援する新サービスを提供開始することを発表した。
サービス概要
同サービスは企業のマーケティングや商品開発、カスタマーサポートなどの担当者に代わって、ベルシステム24のSNS運用業務チームがBrandwatchを用いてUGCを収集し分析するBPOサービス。
Brandwatchを活用することにより、X(旧 Twitter)全量データをはじめ、Instagramやfacebook、ブログの口コミやレビューなど、1.7兆件以上のデータからリアルタイムにUGCを収集可能で、ビジネスインサイトの発見を支援するという。
また、ベルシステム24では、Brandwatchで取得できるXとInstagramのデータに加えて、TikTokやYouTubeなどの動画コンテンツにおけるUGCを人的リソースをかけながら収集し分析するとしている。
サービス開発の背景
コミュニケーションツールとしての利用に加え、SNSとeコマースを組み合わせた「ソーシャルコマース」の需要の増加や、TikTokをはじめとする動画コンテンツの流行などに伴って、日本のSNS利用者数は2022年の1億200万人から2027年には1億1300万人に増加すると予測されている。(総務省発表 情報通信白書令和5年版)
このようにSNSの普及が進む中で、企業は自社のSNSアカウントからの情報発信や広告キャンペーンを展開するだけでなく、SNS上で日々発信される膨大なUGCから自社の商品やサービスに対するユーザーの願望や不満を探り、ユーザーの本音をマーケティング活動や商品開発へ活用したいという要望が高まっているという。
しかし、「SNS分析ツールを使っても、UGCをうまく収集できない」「データ分析のスキルが不足している」「X、Instagram、TikTok、YouTubeは投稿量が膨大で確認する時間がない」といったリソースやスキル面の課題により取り組みが進まない場合が多いとのことだ。これに対し両社は、新サービスによりUGCの利活用を支援する。