Boxは6月27日(米国時間)、画像やスプレッドシートファイルをサポート、GPT-4oとの連携、Box AI for Metadata APIを含むBox AIの一連の新機能を発表した。あわせて、Enterprise Plusプランのユーザーに対し、Box AI for Hubs、Documents、Notesのクエリを無制限に解放することも発表された。
Box AI新機能の詳細
Box AIは、企業のコンテンツにインテリジェンスをもたらすAIプラットフォーム。生成AIを活用したドキュメントの作成や分類から要約まで幅広い機能を備 えている。「Box AI for Notes」「Box AI for Documents」「Box AI for Hubs」といったサービスを提供している。
GPT-4oとの連携により、Box Hubsで質の高い回答を実現し、さらに20を超える言語に対応するための高度な機能を提供する。これにより、Box Hubsのユーザーは、マルチモーダルな理解、倫理的で繊細なコンテンツの取り扱い、タスクに応じた調整などが可能になる。
Box AI for Metadata APIを用いることで、カスタムアプリケーションとBox AIを統合できる。これにより、ドキュメントから重要な情報を幅広く自動的に抽出することが可能になる。Box AI for Metadata APIはEnterprise Plusプランの顧客向けに現在ベータ版として提供されており、価格は正式リリースに近づいた時点で発表される。
クエリの制限撤廃の概要
Box AIを利用するEnterprise Plusプランの顧客に対し、エンドユーザー向けに無制限のクエリを提供する。また、Enterprise Plusプランに含まれるGPT-4oへのアクセスやBox AIでの画像やスプレッドシートなど新しいファイル形式のサポートを、今年後半に提供開始する。
Box AI for DocumentsおよびNotesの無制限クエリは、現在Enterprise Plusプランに含まれ、Box AI for Hubsも一般提供されると同時に適用される。対象ユーザーは、Boxの管理コンソールにアクセスして組織向けにBox AIを有効化することが可能。Box Hubsベータ版に興味のあるユーザーは管理コンソールを通じて登録できる。