キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は6月27日、昨年末に提供を開始した「Cato SASEクラウド」の効率的な運用を支援する「Cato 運用支援サービス」の提供を7月1日から開始すると発表した。
Cato SASEクラウドは、イスラエルCato Networksが提供するネットワーク接続/保護/管理を提供する統合プラットフォーム。
従来は個別の製品/サービスで提供してきた、拠点間やクラウドとの通信を制御するSD-WAN(Software-Defined WAN)とFWaaS(Firewall as a Service)/ZTNA(Zero-Trust Network Access)/CASB(Cloud Access Security Broker)/SWG(Secure Web Gateway)などのネットワークセキュリティを一元的に提供するというもの。
「Cato 運用支援サービス」の概要
Cato 運用支援サービスでは、ネットワークとセキュリティの知見を持つキヤノンITSの技術者がCato SASEクラウド環境の設計書を把握し、機能および設定方法の質問/相談に応じる。運用上必要な設定変更を同社が代行することで、お客さまの運用負荷を軽減するという。
また、Cato SASEクラウドの利用状況レポートを月次で提供し、適切な契約帯域となっているか、どのような脅威を防いでいるかなどSASEの導入効果を視覚的に確認できるほか、オプションメニューとして、レポートにもとづき同社の技術者から運用のアドバイスを行うサービスも用意。
さらに、設定変更代行や技術者によるアドバイスの有無を選択でき、運用体制や予算に応じて、必要な支援サービスを選択することを可能としている。
SASEへの市場からの要求は多様化し、機能も拡張されていくことが想定されることかを想定し、SOCサービスを含め顧客を広く支援できる体制を強化していく。同社は、ITインフラに関するすべての領域に対応するサービス「SOLTAGE」ブランドのもと、クラウドセキュリティ領域をはじめとしたサービスラインアップの拡充に継続して取り組むとともに、今後もセキュリティ対策や情報漏えい対策に課題を抱える企業をワンストップで支援するサービス/ソリューションを提供していく考えだ。