伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、クラウド移行を支援するITトランスフォーメーションパッケージ for MCP CTCエディション「ITX for MCP CTC OneCUVIC Mass Migration」の提供を開始することを発表した。
同サービスは、AWS(Amazon Web Services)ジャパンのITトランスフォーメーションパッケージ(ITX)と連携し、TCO(総所有コスト)やCO2排出量の比較などのアセスメントサービスを組み合わせたもので、CTCは同パッケージをエンタープライズ企業向けに提供する。
企業のクラウド移行への移行支援サービスを強化
ITトランスフォーメーションパッケージ for MCPは、MCPパートナーが独自の専門知識を提供し、クラウド環境へのスムーズな移行を支援するソリューション群。
CTCは今回、TCOやCO2排出量の削減効果を試算する「クラウドエコノミクス」、クラウド移行の準備状況の現状分析と推奨アクションを提案する「マイグレーションレディネスアセスメント(MRA)」、移行対象システムを分析しシステム特性に応じた戦略的なクラウド移行パターンの推奨を行う「アプリケーションポートフォリオアセスメント(APA)」を活用し、企業のクラウド移行やハイブリッド環境への移行の支援サービスを強化した。
ITX for MCP CTC OneCUVIC Mass Migrationの概要
「ITX for MCP CTC OneCUVIC Mass Migration」では、大規模なクラウド移行における運用統合管理サービスや適切な権限管理とガイドラインの策定を行い、移行後のセキュリティとガバナンスの強化を含めトータルでサポートするもの。
CTCは1700人以上のAWS認定資格者を有しており、300社以上の移行実績で培った知見を活かし、顧客のクラウド移行を事業部門と情報システム部門の要望に応じて最適なクラウド移行を提案するとしている。
今後もクラウド移行関連のソリューションを拡充し、クラウド活用、コスト削減、システムの安定稼働に貢献し、クラウドネイティブ対応やAI活用をサポートするサービスも提供する構えだ。