オムロンは6月26日、「オムロンAI方針」を新たに策定したことを発表した。
オムロンAI方針の概要
AIを搭載した製品・サービスを展開しており、今後もAIを活用した製品・サービスは増加する見込みで、今回策定した、オムロンAI方針をもとに、オムロングループ内でAIの適正な利用をガイドし、AI活用に起因する事故や人権侵害などのリスクを最小限にした上で安全・安心にAIを利用していくという。
こうしたAIの活用に加え、AIガバナンスに継続して取り組み、最新の法令を踏まえた適正なルールと体制の構築・運用、および人財の育成、ステークホルダーとの対話に努めるという。
オムロンAI方針として発表されたのは以下の通り。なお、下記は一部抜粋。
オムロンは、よりよい社会をつくるため、AIを正しく活用します。
オムロンは、人間性の尊重を最も重要な原則とした上で、国際的な人権基準や社会の規範に基づき適正な配慮を行いつつAIを活用し、社会課題の解決に挑戦し続けます。
法令等に反して取得されたデータを利用するリスクを踏まえ、データの権利者のプライバシーや権利の尊重に努めます。
AIを人間と誤認されたり、AIに過度な期待や誤解を持たれたりするリスクを踏まえ、AIを活用している事実が明らかになるよう努めます。
AIに入力するデータの量や質がAIから出力される結果の質に影響を与えるリスクを踏まえ、製品やサービスの用途や目的に応じた適正な量や質のデータを利用するよう努めます。