Microsoftは、Windowsをカスタマイズするパワーユーザー向けのユーティリティツールとして「PowerToys」を提供している。BetaNewsが「Microsoft has an amazing New+ PowerToys module under development for Windows power users」において、このPowerToysにおいて新しい「新規作成」機能を追加するためのモジュールが開発されていると伝えた。
コンテンツメニューからさまざまなファイルを作成可能
「New+」として紹介されているこの機能は、Windowsのデスクトップを右クリックした際などに表示されるコンテンツメニューの「新規作成」をパワーアップさせたものになるらしい。標準の「新規作成」メニューでは、新しいフォルダーやショートカット、テキストファイルや各種Microsoft Officeファイルなどが作成できる。
「New+」ではこれを拡張して、PowerShellスクリプトやWindowsバッチファイル、履歴書ファイル、ToDoリストなどが作成できるようにする。将来的には、VS Codeプロジェクトなども作れるようにする計画とのこと。
さらに「New+」にはカスタマイズ可能なテンプレートも用意されており、ユーザーが自分向けに用意したファイルをメニューに配置することも可能となっている。デフォルトではいくつかのサンプルテンプレートが用意されるものの、将来的には自作のテンプレートを共有すること、他人が作成したテンプレートをダウンロードできる「テンプレート マーケットプレイス」を提供することが検討されている。
「New+」は開発初期の段階にあり、いつ正式版のリリースに組み込まれるのかはまだわからない。PowerToysのプロジェクトはGitHubでホストされているため、開発の進捗状況は該当リポジトリーのIssueやプルリクエストで確認できる。