TDKは6月24日、TDKラムダがTDK-Lambdaブランドのユニット型AC-DC電源HWS-GシリーズとしてCVCC出力可能な3000Wモデルの販売を開始したことを発表した。
同シリーズは、デジタル制御によりスイッチング素子を最適動作させることで電力変換効率を高めるとともに、構成部品を高密度実装することにより、150mm×61mm×270mmという従来の1000Wモデルと同等サイズで3000W出力を実現。単相100/200V入力タイプおよび大容量負荷に最適な3相200V入力タイプを用意しており、出力の動作モードとして、定電圧出力(CV)と定電流出力(CC)の2つを実装し、アナログ・シリアル通信のインタフェースを介して、出力電圧・出力電流いずれも0%からのプログラミングが可能であり、出力値のモニタリングにも対応しているという。
また、安全規格としてAV・情報・通信機器規格IEC/UL/CSA/EN62368-1に加えて、半導体電力変換システムおよび装置に対する安全要求事項IEC/EN62477-1(過電圧カテゴリIII)を取得しており、バッテリー充電機器や電気分解関連装置、計測機器などのほか、半導体製造装置やFA関連機器にも適用可能だとしている。
なお、直列運転は最大3台、並列運転では最大10台まで対応可能で、直列および並列を組み合わせることで最大85.5kWの電源出力を構築することが可能だという。