JetBrainsは現地時間6月19日、同社のAIコーディングツール「JetBrains AI Assistant」におけるGoogleの提供するAIモデル「Gemini」シリーズの投入を発表。今後、数週間にわたりアップデートを展開するとしている。
「AI Assistant」でタスクに合わせて最適なGoogleの「Gemini」が利用可能に
JetBrainsの「AI Assistant」は同社提供のIDE(Integrated Development Environment:統合開発環境)で利用できるAIコーディングサポートツール。コード生成、修正提案、関数のリファクタリング、仕様に関する質疑応答などプログラマーのコーディングをサポートする。
OpenAIのLLMほか独自のカスタムモデルを用いる「AI Assistant」にGoogleのAIモデル「Gemini」シリーズの中から各タスクに最適なLLMモデルを選択して利用できる機能が加わる予定で、公式ブログではGoogle Cloud Vertex AI上のGemini Pro 1.5による高度な推論、Gemini Flash 1.5による大量かつ低レイテンシー環境でのコスト効率を重視した活用とユースケースにより使い分けられることをアピールしている。
AI選択機能の利用については、各タスクに最適なLLMを「JetBrains AI Assistant」が自動的に選択する方式を採用。ユーザーアクセス管理と統計、データセキュリティが提供される「AI Enterprise」利用者は、チームが使用するLLMを任意で選択可能になる。アップデートは今後数週間以内に公開する予定だという。