パーソルグループは6月17日、企業内副業や異動を促進するためのプラットフォーム「キャリアサークル」を今秋より提供開始予定であることを発表した。なお、同サービスはパーソルイノベーション lotsful Companyを通じて提供する。
パーソルホールディングスは社員のキャリアオーナーシップ支援を目的として、グループ内副業や異動を管理するためのプラットフォームを2021年に自社開発し、グループ各社へ提供してきた。今回、このプラットフォームを社外企業人事向けにも展開する。
キャリアサークルの概要
キャリアサークルは企業人事向けに提供する、キャリアオーナーシップ支援プラットフォーム。企業の社員がスキルや経歴を入力して、公募型異動や企業内副業など社内の求人情報に応募可能となる。
企業の人事担当者は、これまで点在していた社内の求人情報や選考状況を一括管理できるようになるという。社内およびグループ内の異動や副業に特化しており、募集掲載、応募、その後の経験の可視化までシームレスに実施できる。
キャリアサークルの特長
同サービスは、公募型異動、社内・グループ内インターンシップ、社内・グループ内副業、ダイレクトスカウト型異動にかかわる社内求人掲載、応募、進捗管理などを円滑に促進するためのマッチングシステムを備える。
また、学びや体験を通して得たスキルを可視化し、他の社員からフィードバックが得られるようなコミュニケーションツールと、キャリア研修の受講をはじめとした学びの管理システムなど、学習から実践、振り返りまでをシームレスに行えるプラットフォームを提供する。
パーソルグループは同サービスの提供に際し、自社内での個人の自律的なキャリア形成や人材流動化支援を進めてきたノウハウを生かして、多くの企業と所属する社員がキャリアオーナーシップを実現できる仕組みづくりを支援するとしている。また、マッチング機能をはじめとする積極的な行動支援につながる機能を備えたシステムを提供することで、企業のキャリアオーナーシップ推進を支えるとのことだ。