Appleは6月10日(米国時間)、「macOS Sequoia takes productivity and intelligence on Mac to new heights - Apple」において、この秋登場予定の「macOS Sequoia」に新しいパスワードアプリ「Passwords」を搭載すると発表した。このアプリはiPhoneやiPadにも展開される。
新しいパスワードアプリ「Passwords」の特徴
Appleの発表によると、新しいパスワードアプリ「Passwords」は従来のキーチェーンアクセスを基盤に開発したアプリで、パスワード、パスキー、Wi-Fiのパスワード、その他の認証情報の管理を1カ所に統合する。ユーザーは最近作成したアカウント、認証情報の種類、共有グループ内のアカウントなどの条件でアカウントをフィルタリングして並べ替え、目的のアカウントをすばやく見つけ出せるようになる。
Passwordsは安全なエンド・ツー・エンドの暗号化(E2EE: End-to-end encryption)により、すべての認証情報をデバイス間で安全かつシームレスに同期することができる。また、WindowsデバイスでiCloud for Windowsを使用すると、AppleデバイスとWindowsデバイス間で安全かつシームレスな同期も可能になる。
iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaの開発者はすでにベータ版が利用可能になっており、Passwordsを一足先に体験できる。一般公開は今秋の予定。