サイバー攻撃の脅威は年々高まっているが、そこに、生成AIの進化が拍車をかけている。生成AIは防御にも役立つが、攻撃の高度化にも寄与しており、まさに「諸刃の剣」といえる。
CyberArk Softwareは6月4日、生成AIを活用した最新のサイバー攻撃手法に関する説明会を開催した。今年5月に執行役社長に就任した柿澤光郎氏は、同社の今後の方向性について、次のように説明した。
「従来、特権ユーザーは人の管理が中心だった。昨今、クラウドにへの移行が進んでおり、IDがいろいろな場所に割り振られるようになった。IDを守ることが、セキュリティの要件のキモになると信じており、ゼロトラストセキュリティに行くまでのIDの管理が重要と考えている。今後、IDセキュリティへと進化していきたい」