リコーは6月5日、社内起業家とスタートアップを支援するリコーの事業共創プログラムTRIBUS(トライバス)で採択されたプロジェクト「TONOME(トノミー)」について、複雑化するチーム運営を効率化して創造的な活動への時間創出を支援する、ワークアシストツールの企業向けサービス(ベータ版)の提供を開始することを発表した。
TONOMEのサービス概要
Webサービスとして展開するTONOMEは、チームの目標管理からタスク管理、スケジュール管理などを一気通貫でサポートし、それらの情報を一緒に働く仲間にオープンにすることでチームのコラボレーション機会の創出と建設的な対話を促す。
管理職はメンバーの業務把握から解放され、業務効率化を図りながら創造的な活動への時間を新たに創出できるようになる。これにより、業務目標の達成に向けた組織力の向上に貢献するという。
主な機能は以下の通り。
目標管理
組織の目標をツリー構造で表現し管理できる。登録された目標にひも付く形式で日々のタスクを入力するため、日々の業務が組織の目標とどのように関係しているのかを確認しながら分析できる。
オートスケジューリング
日々のタスクを入力することで、納期や優先順位、カレンダーの予定のつまり具合などから最適なスケジューリングを計算し、カレンダーにタスク作業予定を自動登録する。作業予定がオープンになることで、状況把握に要する時間が短縮され、具体的な未来に向けた対話を促す。
振り返り機能
前日の作業予定に対して、取り組めたかや、進捗が予定通りかを最短2クリックで登録できる。登録された情報をもとにスケジューリングが再構成されるため、常に最新の状態を把握できる。
業務可視化(個人・チーム)
個人やチームの状態を一覧で可視化する。予定のつまり具合や活動計画をデータとして俯瞰して把握できることで、日常のマネジメントの負荷低減を支援する。
分析ビュー(個人・チーム)
一定の期間を指定して、ログから個人やチームの傾向値の分析レポートを作成する。当初目標に対して計画通りのリソース(時間)を投下できているのかや、進捗が適切かなどを客観的なデータに基づいて把握できるため、目標の柔軟な再設計や戦略の立案に寄与するとのことだ。