オリエンタルモーターは、省エネ、小型軽量化、低コスト化などのニーズに対応する幅広い動力用途向けDC24V入力ブラシレスモーター「BLSシリーズ」を6月18日より発売すると発表した。
同シリーズは、一般的なACモーターとインバータの組み合わせを、高効率なブラシレスモーターで置き換えることを目指して開発されたもの。高い効率を実現しているため、ACモーターとインバータの組み合わせに対して、電気料金を20%削減することができる、結果としてランニングコストを抑えることができるようになると同社では説明している。
また、モーター長さを一般的なACモーター比で70mm以上短くでき、かつ質量も1.8kgほど減少でき、ドライバについても体積比で65%減、設置幅を約1/3とすることができることから、設置スペースの削減、輸送・配送負担の軽減などといった副次的なメリットもあるという。
さらに、可能な限りシンプルにすることをコンセプトに、モーターとドライバを電源につなぐだけで使えることを目指して開発したとのことで、製品ラインナップとしては6種類用意されたモーターのうち3つがACモーターとの取り付け互換性を持たせたものとなっており、取り付け変えるだけでアップデートを可能としたともしている(残りの3つのモーターは高耐久モーター)。
加えて、ドライバ側は1種類ですべてのモーターに対応可能なため、ドライバ選定に係る作業が不要になるほか、メンテナンスの手間なども削減することができるともしている。
提供されるモーターとしては、ACモーター互換の出力が25W、40W、90Wの3種類、高耐久のものの出力は30W、60W、120Wとなっている。
なお、定価はモーター、ギヤヘッド、ドライバのセットで3万1400円(税別)~となっている。