キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は5月30日、ITインフラサービス「SOLTAGE」の新しいセキュリティラインアップとして、「脆弱性情報提供サービス」の提供を開始したことを発表した。サービスの提供価格は月額5万円~(初期費用は不要)。
脆弱性情報提供サービスの概要
脆弱性情報提供サービスは、事前に提供されたシステム構成情報と、キヤノンITSが管理する脆弱性情報収集ツールなどから収集した脆弱性情報をマッチングして、必要な脆弱性情報のみを提供するサービス。
顧客が利用しているOSやアプリケーション、IoT製品の脆弱性情報を収集・蓄積。サーバやストレージ、UTM上で稼働するソフトウエア、ネットワークカメラなどの脆弱性情報を収集するほか、今後さらに収集対象デバイスを拡大していく予定だという。
脆弱性情報提供サービスの特徴
同サービスは、顧客ごとのシステム構成情報に基づき、ITIL準拠のサービスマネジメントプラットフォームで管理・収集した脆弱性情報を紐づけ、必要な情報のみを迅速に提供する。
また、対応難度の高い脆弱性情報に関する質問などに答えるサポートセンターを設置し、課題解決を支援するとしている。
キヤノンITSは、ITインフラに関するすべての領域に対応するサービス「SOLTAGE」ブランドのもと、クラウドセキュリティなどのサービスラインアップ拡充に継続して取り組むという。
時代とともに変化するセキュリティリスクからデータを守り、情報漏えい対策に悩む顧客をワンストップで支援するサービスを提供していく考えだ。