タクシーアプリ「S.RIDE」を提供するS.RIDEは5月29日、法人向けサービス「S.RIDE Biz(エスライド ビズ)」のサービス提供を開始することを発表した。契約企業専用のWebページを提供し、社内のタクシー利用データの一元管理や経費精算、請求管理などの業務効率化を支援する。

S.RIDE Bizとは

ユーザーは管理者から発行されるビジネスアカウントをタクシーアプリ「S.RIDE」に設定するだけで、法人利用と個人利用をアプリ画面内で切り替えられるようになる。ビジネスアカウントを選択し、事前登録したクレジットカードによるネット決済が可能な「S.RIDE WALLET(エスライドウォレット)」を支払い方法として選択することで、アプリからの配車に加えて、街中で流しのS.RIDE提携タクシーを利用する際にも車内決済や領収書の管理が不要になるという。

  • アプリではプライベートモードとビジネスモードを切り替え可能

    アプリではプライベートモードとビジネスモードを切り替え可能

4月の受注開始以降に多くの企業から問い合わせがあり、サービス提供開始以前に200社を超える申し込みがあったとのことだ。同社はこの反響を受けて、サービス提供エリアを埼玉県と宮城県にも拡大。今後も順次エリアを拡大予定。

主な機能

専用Webサイトでは、管理者向け機能として、ビジネスアカウントのアプリ連携や利用履歴管理、請求書払い、アカウント管理、グループ管理などが可能。今後は代理配車や複数台配車、Webからの配車にも対応する予定。

  • 管理画面の例

    管理画面の例

利用料金は、初期費用および月額基本料は無料。運賃・迎車料金・その他オプション料金を含むタクシー利用料金に対し利用手数料が発生する。