テラスカイは5月29日、近年ニーズが高まるデータやAIの活用を支援するため、セールスフォース・ジャパンが提供するSalesforce Data Cloud(Data Cloud)に関し、「Salesforce Data Cloud+AIラボ」を設立したことを発表した。

Data CloudやAIの知見を蓄積、共有することにより、ノウハウとして蓄え、全ての顧客企業に対してデータマネジメントを提案できる体制を整える。

ラボ設立の背景

昨今、消費者データ保護の世界的潮流の影響もあり、データ活用に関して「各部門でSaaSを導入した結果、データが重複していたり、分散している」「Cookie規制に代表される法律やプラットフォームの変化に対応するのが精一杯」「デジタルマーケティングのシステムを導入しても、短期的なプロモーション施策に留まっている」といった課題を持つ企業が増えている。

このため、マーケティング部門、営業部門、さらには開発や経営部門に至るまで、データを有効に収集・分析・活用する「データマネジメント」の本格的な対応が求められているという。

このような背景からテラスカイでは、多くの実績を持つSalesforce Sales Cloudなど、Salesforceの主力製品にData CloudとAIを組み合わせることで、企業が抱えるデータマネジメントへの課題を解決すべく、「Salesforce Data Cloud+AIラボ」を設立した。

今後の展望

Salesforce Data Cloud+AIラボは、各部門およびグループ各社に所属する人材23人からなる組織横断型チーム。グループの知見を集約し、全ての顧客企業に対して最適なデータマネジメントを提案していくという。

設立に先立ち、テラスカイでは「Salesforce 認定 Data Cloud コンサルタント」の資格取得を強化しており、すでにグループ全体で148人のエンジニアが取得した。今後も全てのエンジニアに対してデータマネジメントの知見を獲得することを推奨し、同資格の取得者数をさらに増やしていきたい考え。