三菱電機は5月29日、「循環型デジタル・エンジニアリング企業」への変革を加速するため、「Serendie(セレンディ)」というデジタル基盤を構築したことを発表した。同日よりSerendieを活用した価値共創プログラムを開始する。
Serendieの語源
Serendieは、「Serendipity(偶然の巡り合いがもたらすひらめき)」と、「Digital Engineering」を掛け合わせた造語。
同社は多様な人材との出会いとさまざまなデータを基に得られた新たな気付きから、技術力と創造力により、将来に向けた新たな価値の持続的な創出を目指すとしている。
Serendieの概要
同社は、「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「安心・安全」「インクルージョン」「ウェルビーイング」の5つの課題領域に注力し、事業を通じた社会課題の解決に向けて、さまざまなデータを分析・活用し新たな価値を持続的に創出する「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」への変革に取り組んでいる。
三菱電機は、今まで融合することのなかった異なる領域の機器やシステム、サービス、それらから集約されたデータや知見の出会いを作り出すデジタル基盤であるSerendieを活用して新たな価値を創出することで、活力とゆとりある社会の実現に貢献していくとしている。