ブロードメディアの子会社でプログラミングスクール「テックキャンプ」を運営するdivは5月29日、高宮学園代々木ゼミナール(以下、代ゼミ)と連携して、令和7年度(2025年1月実施)の大学入学共通テストより追加される新科目「情報I」の試験対策教材を共同開発したことを発表した。今回共同開発した教材は、今後代ゼミで開催される共通テスト対策の模擬試験において、問題・解説ともに使用される予定だという。

divが運営するテックキャンプは、デジタル人材やDX(デジタルトランスフォーメーション)人材を育成するためのプログラミングスクール。デジタル人材やDX人材に必要とされるさまざまなスキルを身に付けるための教育ノウハウを蓄積してきた。

2022年度(令和4年度)より、新しい高等学校学習指導要領に基づいて高等学校情報科に共通必履修科目「情報I」が新設され、全ての生徒がプログラミングやネットワーク、データサイエンスの基礎などを学習することとなった。

2025年度(令和7年度)の大学入学共通テストからは、新科目として「情報I」が追加される。高等学校や学習塾では過去問が存在しない状況のまま受験対策を進めており、プログラミングやデータサイエンスに精通した指導者と大学受験対策用の教材が不足している。

これに対し代ゼミとテックキャンプは、「情報I」の大学受験対策用の教材の共同開発に至ったとのことだ。代ゼミの教材研究センターが培ってきた大学入試問題の分析力に、テックキャンプのプログラミング教育の知見が盛り込まれた教材を提供し、大学入学共通テストで高得点を目指す受験生を支援する。