LAPRASは5月28日、エンジニアのキャリアとアウトプットなどに関する調査結果を発表した。調査には、日本国内在住ITエンジニアで、GitHubに年1回以上アウトプットしているという881人が回答した。

現在活用しているLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)について聞くと、ChatGPTの利用率が38.9%と約4割でトップに。次いでGPT-4(29.7%)が多く、Copilot(18.4%)、Google Bard(14.5%)が続いた。

  • 現在活用しているLLM

現在、生成AIをプロダクトやサービスに利用しているエンジニアは33.1%。一方で、生成AIの利用をやめたとする回答が14%、生成AIを活用したことがない人は52.5%だった。

  • 生成AIのプロダクトへの利用状況

所属について聞いたところ、昨年の調査結果と比べて副業している人の割合が2.8ポイント減少し、フリーランスの割合が1.4ポイント増加していた。

  • 現在の所属状況

現在転職活動をしているというエンジニアの割合は、昨年より2.6ポイント減少した。また、今はあまり転職を考えていないというエンジニアは4年連続で減少した。転職を考えているが動いていないエンジニアが増加していることから、転職潜在層が増加している傾向がうかがえる。

  • 現在の転職意欲

現在の働き方と2023年以前の働き方の違いを聞いた結果、ハイブリッド(出社とリモートワークの組み合わせ)の働き方が増加してした。また、理想の働き方についてはフルリモートが最も多い結果となった。

  • 働き方の変化

年一回以上GitHubにアウトプットするエンジニアの割合は、過去4年間で最高を更新し26.7%に。学習するエンジニアが増加しているのだろう。

  • アウトプットの割合

年一回以上アウトプットするエンジニアと、そうでないエンジニアの働き方を比較した結果、年一回以上アウトプットするエンジニアはハイブリットで働く人の割合が高く、理想の働き方と現在の働き方のギャップが小さい傾向があるという。

  • 現在の働き方と理想の働き方の違い