リコージャパンは5月28日、狛江市教育委員会とリコージャパン西東京支社が3月に締結した協定において、生成AIを活用した教職員の働き方改革の取り組み支援を開始したことを発表した。具体的には、リコージャパンが提供する「仕事のAI」を用いて、業務に必要な情報の検索と収集作業を効率化するという。

リコージャパンが提供する仕事のAIは、データの整理や分析から活用まで、ビジネス変革のさまざまなフェーズをAIによってサポートするソリューション。今回、狛江市教育委員会に提供するのは、RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)技術を搭載した生成AIだ。LLM(Large Language Models:大規模言語モデル)の事前学習データだけでなく、組織固有のデータによる情報も組み合わせることで適切な結果を導き出すと期待される。

教育現場においては、子どもたちが教科ごとの授業で知識や技術を習得し応用する力を身に付けるために、教師は各教科の役割を考えながら教える順序を工夫し授業計画を立て、カリキュラムをマネジメントしている。仕事のAIを活用することにより、これらの業務に必要な情報の検索を支援し、情報収集の作業を省力化して業務効率化を実現するとのことだ。