NTTデータは5月27日、マレーシアの決済端末サービスを手掛けるGHL Systems(GHLシステムズ)の発行済み株式の58.7%を取得し子会社化すると発表した。今後、計約360億円を投じ、TOB(株式公開買い付け)を実施し全株式を取得する予定。
GHLシステムズは、マレーシアをはじめ、フィリピン、タイなどのASEAN地域で、48万台以上の決済端末を設置し、各種決済サービスを提供している。NTTデータは同社を子会社化することで、ペイメント分野の事業を強化するとともにグローバル展開を目指す。マレーシア国内では、Eコマースへの決済サービスで強みを持つ既存子会社のiPay88 Malaysiaとともに、加盟店店頭、Eコマースにおけるオムニチャネルへの対応を強化していくとのことだ。
NTTデータは、日本国内で約40年にわたりペイメントプラットフォーム「CAFIS」を運営、決済端末「CAFIS Arch」などを提供している。また、2011年より、成長を続けるアジア各国に対して、ペイメント分野のサービス提供を通じて、ベトナムVietUnion Online Services Corporation(Payoo)、マレーシアiPay88 Malaysia、インドNTTDATA Payment Services Indiaにて事業を行っている。