Googleはこのたび、公式ブログ「Google Workspace Updates: Expanding voice typing and automatic captions to additional browsers」において、Google ドキュメントやGoogle スライドの音声入力機能や自動字幕機能が、Chrome以外のWebブラウザでも利用可能になったことをアナウンスした。これまで、これらの機能はChromeでアクセスしている場合にしか有効にならなかったが、今後はEdgeやSafariのユーザーも使えるようになる。
個人のGoogleアカウントのユーザーも利用可能
Google ドキュメントには音声入力機能が備わっており、Webサイトにマイクの使用を許可することで、話した内容を自動でテキストに書き起こしてくれる。音声入力を開始するには、[ツール] > [音声入力] を選択して、マイクボタンをクリックすればよい。同じ機能が、Google スライドのスピーカーノートの入力にも実装されている。こちらは、[ツール] > [スピーカー ノートを音声入力] を選択すれば開始できる。
また、Googleスライドには自動字幕機能も提供されている。これは、スライドを使ってプレゼンテーションしている最中に、発表者の発言をリアルタイムでテキストに起こして字幕として表示してくれるというものである。自動字幕機能を有効にするには、プレゼンテーション開始後に、左下の詳細設定メニューで [字幕設定] > [字幕を切り替える] を選択すればよい。
音声を使うこれらの機能は、これまで最新バージョンのChromeでしか使うことができなかったが、最新のアップデートによってEdgeやSafariなどの他のWebブラウザでも利用できるようになった。Google Workspaceの顧客、Google Workspace Individualの登録者、および個人のGoogleアカウントを持つすべてのユーザーが利用可能となっている。ただし、サポートされているのはデスクトップ版のWebブラウザに限られる。
即時リリースドメインでは、2024年5月22日から段階的に展開が開始され、利用可能になるまでに最大15日かかるという。計画的リリースドメインでは、2024年6月11日から展開され、利用可能になるまでに1~3日かかる見込みとなっている。