石垣市、西日本電信電話 沖縄支店(以下、NTT西日本)、NTTSportictは5月23日、石垣市における「スポーツDX(デジタルトランスフォーメーション)による地域コミュニティ活性化をめざした取り組み『マチスポ』に関する包括連携協定」を締結したことを発表した。

3者はこの連携協定に基づき、石垣市内の主要なスポーツ施設にスポーツDXソリューション(撮影・配信用のプラットフォームやAIカメラなど)を試験的に導入し、スポーツ大会や試合の発信力の強化、生涯スポーツの振興による地域コミュニティの活性化を図るという。

連携協定の概要

今回の連携協定においては、主要なスポーツ施設の利便性向上により、健康・長寿の維持増進や地域間交流の活性化といった生涯スポーツ振興を通じた社会効果や、地域外からの収益獲得といったスポーツ大会や試合の発信力強化を通じた経済効果の創出を目指す。

また、スポーツDXソリューションを通じて、身近で気軽に参加できる新たな地域コミュニティの形成と活性化も狙う。例として、石垣市で盛んに取り組まれているマーチングを撮影し、練習の振り返りや情報発信に活用したり、県大会のリアルタイム配信と同時にコミュニティサイトで応援したりなど、石垣市ならではの特色ある「スポーツまちづくり」を進める。

  • 連携の概要図

    連携の概要図

今後の展望

石垣市内の主要なスポーツ施設である、石垣市中央運動公園総合体育館・野球場などにスポーツDXソリューションを試験的に導入する。それらを日常的な練習やスポーツイベントで活用し、スポーツDXソリューションの効果を検証する。

これと同時に設置場所の拡大やさらなる利用シーンの創出にも取り組み、スポーツ大会や試合の発信力の強化、生涯スポーツの振興による地域コミュニティの活性化を図り、石垣市スポーツ推進計画を加速させるとのことだ。