セキュアワークスは5月22日、2024年度の事業戦略発表会を開催した。同社の主力製品はXDRプラットフォーム「Taegis」だが、代表取締役の廣川裕司氏は、XDRが求められる背景について、次のように説明した。
「昨今、セキュリティの脅威が複雑になっており、それに対応するためのログが膨大であり、誤検知が多い。そのため、エンドポイント、データ、クラウドとバラバラに対策を講じる従来のサイバーセキュリティでは限界がある。今や、統合型のソリューションが必須だ」
廣川氏は「当社はXDRという概念が普及する前から、TDRという製品により、サイバー空間のすべての脅威を見つけ出して対処していた」と、XDR市場における先見性を強調した。
廣川氏は、「Taegis」の特徴として、未知および既知の脅威を一元管理して、誤検知を最小化して 本当に必要な対処を優先的に行えることを挙げた。現在は、350程度のスタンダードと呼ばれるセキュリティ製品と連携してログを収集しているという。
今年6月には、「Taegis」のSDKの提供を始め、新しいパートナーが接続できるよう、オープン性を高めることが明かされた。