NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は5月22日、AIOpsを活用したネットワーク/セキュリティサービス新ブランドである「Prime ConnectONE」において、企業向け統合ネットワークサービスを7月31日に提供開始することを発表した。新サービスは、AIを活用して、ネットワークとセキュリティの運用自動化、社内環境やクラウドへの安全なアクセスおよび一元管理を支援する。
「Prime ConnectONE」では、企業の収益拡大につながる「攻めのDX(デジタルトランスフォーメーション)」へのリソースシフトを促す。同社が通信事業者として培ってきた運用ノウハウにAI技術を加え、AIOps(Artificial Intelligence for IT Operations)により企業の課題解決に貢献するという。
発表時点では提供価格は未定だとしているが、1拠点当たり1万円台での提供を想定しているとのことだ。
Prime ConnectONEサービス概要
Prime ConnectONEは、AIを活用してICT業務を自動化し、情報システム部門の人的リソースをDXの推進へとシフトすることを支援する。同サービスの利用により、情報システム部門は運用業務の負荷低減が見込めるとのことだ。
また事業部門としては、業務を止めずに安定的な運用が可能となるほか、迅速な障害復旧も見込める。経営部門としても強固なビジネス基盤が構築されるため、事業成長が期待できるという。
ダッシュボード機能を拡充
同サービスは一元管理可能なダッシュボードを備え、後も機能拡充が予定されている。2024年時点では請求(費用)の管理やLANとWANの切り分け、トラフィックレポート、自動隔離、ネットワークおよびセキュリティの申し込みに対応する。
2025年をめどに拡充する機能として、アプリケーション利用状況の把握、LAN配下の機器管理、AIによる自動故障検知、申込状況の進捗確認、故障復旧自動手配などがある。
なお、Prime ConnectONEはマルチアクセスに対応し、NTTPCが提供するアクセス回線に加えて、フレッツ回線や電力系回線などを選んで使える。