日本HPは5月22日、最新の ARM アーキテクチャでゼロから構築された初の次世代AI PCとして、個人向けに「HP OmniBook X 14 AI PC」、法人向けに「HP EliteBook Ultra G1q AI PC」を発表した。
米マイクロソフトが5月20日、AI向けに設計されたPCの新カテゴリー「Copilot+ PC」を発表したことを受け、HPをはじめ、レノボ、デル・テクノロジーズと主要PCベンダーがCopilot+ PC対応のPCを発表した。
次世代AI PCの特徴
いずれの製品も、QualcommのSnapdragon X Eliteプロセッサーと専用のNeural Processing Unit(NPU)をベースに設計されており、45TOPS(兆回/秒)の処理能力により、言語モデルと生成AIをローカルで実行できる。
また、いずれも現在のAIに最適化されたパフォーマンスとセキュリティを提供するHPのAIエンジニアリングを反映した、HPの新しいAI Helixロゴが付与されている。
主要機能
今回初めて提供されるHP AI Companionは、AIを利用してデバイスを最適化し、AIツールをデバイスにローカルで稼働させつつ、生産性を高められるようにする。
今夏に提供開始が予定されているPoly Camera Proは、NPUを利用してスポットライト、背景のぼかしと置換、自動フレーミングなどのAI 機能強化を強化し、バッテリー寿命を維持しながら CPUがより効率的にパフォーマンスを出せるようにする。
商用ユーザーは、機械学習により脅威を防御するWolf Pro Security Next Gen Antivirus (NGAV) 19を利用することができる。