米デル・テクノロジーズは5月20日(現地時間)、年次イベント「Dell Technologies World」において、「Dell AI Factory」を発表した。これは、デバイスからデータセンター、クラウドまでのソリューションポートフォリオとテクノロジーパートナーのオープンエコシステムへのアクセスを提供するもの。
エンド・ツー・エンドのポートフォリオで構成される基盤
「Dell AI Factory」の基盤は、クライアント デバイス、サーバー、ストレージ、データ保護、ネットワークをカバーする同社のエンド・ツー・エンドのポートフォリオで構成されている。
今回、ポートフォリオを拡充するため、以下の新製品が発表された。
Copilot+ PC
Snapdragon X EliteおよびSnapdragon X Plusプロセッサを搭載し、MicrosoftのAI体験を提供するノートPC「Copilot+ PC」が発表された。「Copilot+ PC」はAIを内蔵しているとともに、駆動時間が長いバッテリーを搭載している。
具体的には、XPS 13、Inspiron 14 Plus、Inspiron 14、Latitude 7455、および Latitude 5455に「Copilot+ PC」がラインアップとして加わる。
データ管理・保護のための機能
AIのイノベーションを促進するデータ管理・保護を実現するため、オールフラッシュ ファイル ストレージ「Dell PowerScale F910」、データ保護ソフトウェア/アプライアンス「Dell Solution for AI Data Protection」などが発表された。
AIパフォーマンスを高速化するネットワーク機能
AIパフォーマンスを高速化するネットワーク機能として、スイッチ「Dell PowerSwitch Z9864F-ON」、GPUサーバ「Dell PowerEdge XE9680」、クラウドのオープンネットワーキング用ソフトウェア「Enterprise SONiC Distribution」をリリースした。