NECは5月15日、全国各地のデジタル推進人材の育成およびDX(デジタルトランスフォーメーション)促進に向け、NEC販売特約店との「NECアカデミーパートナープログラム」を開始したことを発表した。また、NECソフトウェアパートナーズ交流会の加盟企業にも今後展開していく方針。
同プログラムにおいて、パートナー企業との連携を強化し、全国各地におけるデジタル推進人材の育成および顧客のDX推進を支援する。
NECアカデミーパートナープログラムの概要
近年、日本の地方部を中心に、人口減少や少子高齢化、都市部への一極集中や地域産業の空洞化などが大きな課題となっている。課題解決に向けては、デジタル技術の活用による地方創生が必要とされており、政府が掲げるデジタル田園都市国家構想では、デジタル推進人材の育成や確保の重要性が示されている。
NECは2013年からデジタル推進人材の育成を本格化し、2019年から「NEC アカデミー for AI」を、2021年からは「NEC アカデミー for DX」を開講し、社内外の人材育成に取り組んできた。
今回開始するNECアカデミーパートナープログラムは、これまでのデジタル推進人材育成における経験やノウハウを活かし、プログラムに参加するパートナー企業の研修事業をサポートするもの。
具体的には、実践的なDX研修教材の提供や、NEC講師およびラーニングプランナーによる講師育成支援、セールス活動支援など、パートナー協業活動を加速するサービスを用意しているという。
同社は、パートナー企業との協業を通じて、全国各地におけるデジタル推進人材の育成および顧客のDX推進とデジタル田園都市国家構想が掲げる地域の社会課題解決に貢献する考えだ。