Appleは5月13日(米国時間)、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TVなど複数の製品に複数の脆弱性が存在するとし、アップデートの配信を開始した。修正対象となっている脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

  • Apple security releases - Apple Support

    Apple security releases - Apple Support

セキュリティアップデートの対象製品

セキュリティアップデートの対象となっている製品は次のとおり。

  • iPhone XSおよびこれ以降のモデル
  • iPhone X
  • iPhone 8 Plus
  • iPhone 8
  • iPad Pro 12.9-inch 第1世代およびこれ以降のモデル
  • iPad Pro 11-inch 第1世代およびこれ以降のモデル
  • iPad Pro 10.5-inch
  • iPad Pro 9.7-inch
  • iPad Air第3世代およびこれ以降のモデル
  • iPad mini第5世代およびこれ以降のモデル
  • iPad第5世代およびこれ以降のモデル
  • macOS Sonoma
  • macOS Ventura
  • macOS Monterey
  • Apple Watch Series 4およびこれ以降のモデル
  • Apple TV HD
  • Apple TV 4Kのすべてのモデル

セキュリティアップデート適用後のバージョン

セキュリティアップデート適用後のオペレーティングシステムおよびバージョンは次のとおり。

  • iOS 17.5
  • iOS 16.7.8
  • iPadOS 17.5
  • iPadOS 16.7.8
  • macOS Sonoma 14.5
  • macOS Ventura 13.6.7
  • macOS Monterey 12.7.5
  • watchOS 10.5
  • tvOS 17.5
  • Safari 17.5

今回のアップデートで、iOS17.5に「クロスプラットフォーム追跡検出(Cross-Platform Tracking Detection)」が追加された。ペアリングされているデバイスに関係なく、所有していない互換性のあるBluetoothトラッカーの追跡をユーザーに通知する。

今回のセキュリティアップデートには合計29件の脆弱性に対する修正と重要なバグの修正が含まれており、すべてのユーザーに推奨されている。日本はiPhoneを含むAppleプロダクトのシェアが高く、多くのユーザーがこれら脆弱性の影響を受ける可能性がある。該当する製品を使用している場合は、速やかにアップデートを適用することが望まれる。