Snowflakeは、9,000社を超える同社の顧客の使用データに基づく最新レポート「Data Trends 2024」(日本語版)を発表した。同レポートは、グローバル企業のビジネスリーダーやテクノロジーリーダーがAIなどのリソースを活用してデータ基盤を構築し、将来の事業運営を変革する方法に焦点を当てたもの。

9カ月で3万3,000以上のLLMアプリケーションが登場

同レポートによると、SnowflakeのStreamlit開発者コミュニティに属する20,076名の開発者が、過去9カ月間に3万3,143以上のLLMアプリを開発したことがわかった。

開発フレームワーク「Snowpark」で使われている言語のうち、Pythonは過去1年間で571%、Scalaは387%、Javaは131%増加したという。

アプリケーション開発が行われる場所に関しては、データも管理されているプラットフォーム上で直接LLMアプリケーションをプログラミングするのがトレンドになっている。

例えば、2023年7月から2024年1月の間に、Snowflakeのプラットフォーム上で直接アプリを開発できるSnowflake Native Appsが311%増加したという。

チャットボットが成長

チャットボットの作成に大規模言語モデル(LLM)が使用される頻度が高まっていることもわかった。

具体的には、チャットボットは利用可能なLLMアプリ総数の約18%から、2023年5月時点で46%を占めるまでに成長した。この割合は上昇の一途をたどっているとのことだ。

加えて、Streamlitの開発者コミュニティを調査した結果、回答者の約65%がLLMプロジェクトが労働の改善を目的にしていると答えており、労働力の生産性、効率、インサイトを向上させるために生成AIを活用することの重要度が高まっていることが明らかになった。