日立ソリューションズは5月14日、グループ企業や自社内の人財有効活用とワークシェアの実現に向けて、社員が時間単位で手軽に社内副業を行うことができ、それを会社として管理できるサービスの提供に向けて、自社で検証を開始すると発表した。

社内副業の管理サービスの概要

新サービスは、同社が中期経営計画の柱に掲げるSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の一環で実施した新事業創出を目指す社内アイディアソンで、全社員の投票結果と経営層へのプレゼンテーションで最優秀賞を得たアイディアを具現化するもの。

新サービスを通じて、若手からシニア層まで、企業の人財有効活用と同時に、副業を通じた社員の柔軟なキャリア形成、エンゲージメント向上の実現を目指す。

社内検証の概要

社内検証では、社員本人自らが保有するスキルや経歴をシステムにアクセスして登録すると、プラットフォーム上で公開される。相談や依頼を行いたい部署の社員は、登録された情報の中から、ニーズに合うスキルや経歴を保有する社員を見つけて打診を行う。内容などがマッチングすれば副業の依頼が成立する。

具体的には、「相談や依頼内容とスキル保有者のマッチング精度の確認」「実際に行われた副業の内容と、利用者の評価」「インセンティブや対価の支払いを行う場合のフロー」を検証する。

  • 社内副業を手軽に管理できるサービスで実施する社内検証の概要