ワンキャリアは5月13日、2025年卒の大学生428人を対象に実施した「就職活動に関するアンケート」の結果を公表した。ジョブローテーション制に肯定的な学生は約6割、転勤に肯定的な学生は3割未満であった。
半数以上が求める社風は「上昇志向」
「求める社風」に関する質問では、全体の約6割が「上昇志向に近い」「どちらかというと上昇志向に近い」と回答。「働きやすさ」を重視する一方で、仕事を通じた成長も求めていることが明らかになった。
「ジョブローテーション制についてどう感じるか」と尋ねると、「肯定的」が63.6%。その理由については「さまざまな領域を経験して自分の適性を見極めたい」「さまざまな業務を経験した方が自己成長につながる」といった声が寄せられた。
「転勤についてどう感じているか」と尋ねると、「否定的」という回答が48.1%と全体の約半数を占めた。その理由として「生活の方が仕事より大事」「ライフスタイルの変化がストレス」など、私生活を重視する価値観や、生活環境が変わることに対する嫌悪感を抱く声があがった。
「不快な思いをしたインターン」に関する質問では、「つまらなかった」「面白くない」など、コンテンツ内容の不十分さを指摘する声が散見された。中でも、「複数日程のプログラムであるにもかかわらず、参加者にすべてが委ねられていた」など、社員がコンテンツに介在していない上にハードワークを課すようなものであると、企業への印象が低下することがわかった。
「不快な思いをした面接」について聞くと、「自分を理解しようとしてくれている姿勢を感じられなかった」「自分のガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を否定された」などのコメントがあった。いずれも発言内容のみならず、口調・表情などから受けた感想であるため、面接官の発言内容・口調・表情等には十分な配慮が必要だとワンキャリアは指摘している。